今日は「性的虐待を受けた性暴力サバイバーの妊娠出産期の支援」の精読会2回目でした。
サバイバーが自分の体験を話すか、話さないか。どちらへの対応もケアラーとしてとても大切。
🌲話さない場合、
「誰もがサバイバーの可能性がある」と思って接するのが大原則
🌲話してくれた(あるいは問診票に性暴力を受けた経験がある、と書いてくれた)場合、
ㅡ 女性の話を信じましょう。
ㅡ 女性の体験を受け入れ、共感しましょう。
ㅡ あなた自身でサポートを提供する、もしくは他の適切なサービスを案内しましょう。
ㅡ 主導権を握りたいという誘惑に負けないようにしましょう。サバイバーが自分で選択できるようにする
ことが大切です。
ㅡ 自分の限界を認識し、自分の専門外の能力が必要となるサポートを提供しないようにしましょう。
ある研究では、サバイバーが虐待歴を開示する際に、次のような資質を備えているケアラーの存在が最も適していると分析しています。
ㅡ 他人の境界線を越えることがなく、温かさと優しさをもって接する。
ㅡ CSA(子どもの頃の性的虐待)についてよく知っている、あるいは学ぶことに熱心である。
ㅡ CSAにまつわる自分自身の問題を調べたことがある。
ㅡ 権力を振りかざすことなく、クライエントと相談し、互いにが納得する決定を下すことができる。
ㅡ クライエント中心に考えることができ、柔軟性があり、想像力に富んでいる。
ㅡ 守秘義務を盾に逃げたり、逆に無神経に破ったりしない。
ㅡ 苦痛を感じる内容や行動があってもなお、クライエントに寄り添う勇気がある。
ㅡ 長期にわたってクライエントと関わる覚悟がある(短期間でクライエントの人生を変えるきっかけになることもある)。
専門的な資格よりも、個人の資質の方がはるかに重要です
というメッセージがガツンとひびきました。
経験がないと思って、がんばって学ぶこともとても大切。
それと同時に、資質をみがき、経験も一緒に身につけることの大切さを、改めて心に刻みました。
臨床で経験豊富な参加者の方からは、
🍃話しながら、相手の目や手の動作などちょっとした動きを感じるようにする(考えるより、感じる)
🍃クライエントが発してくれた言葉を受け止め掘り下げていく。こちらから言葉を投げかけるよりも
🍃こちらの言うことや提案に対していつでもNOと言っていいことを繰り返し伝える
といった現場で心掛けていること、行っていることを共有していただきました。
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この本の精読会は2024年3月まで毎月行っています。
日本フォレンジック看護学会のホームページで申込できますので、本を読んでじっくり語りたい方はぜひご参加ください。オンライン・無料です。
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